東京通信

ファッション、カルチャー

おっさんの私服とスーツと肩書きという鎧について考えた

さて先日、社内行事であるボート大会というものに行ってきた。取引先メーカーとの対抗戦で部署毎でエントリーして実際に漕ぐ。まあ結局は昼間からの飲み会と解釈して遜色ない。ザ•古き良き日本企業の伝統といった感じだ。このイベントの特徴はみんな私服で来…

VERSUS TOKYO ファッションシーンにおける吉井雄一の功績

先日の土曜日、VERSUS TOKYOに行ってきた。僕自身は前回に引き続き2回目の参加。本当に感慨深いファッションショーだった。今回はファッションシーンにおけるVERSUS TOKYOの存在意義とそれを主催するMr.GANTLEMANデザイナーの吉井雄一氏の圧倒的なクリエイシ…

ちょうど良い接客と居心地の良い洋服屋について考える

以前、 <a href="http://martinyohei.hatenablog.com/entry/2014/08/02/230739" data-mce-href="http://martinyohei.hatenablog.com/entry/2014/08/02/230739"&amp…

シティボーイ論 ニューバランスのスニーカーと無地白Tシャツ

ニューバランスの大流行 ここ数年で一番のヒットと言えばニューバランスのスニーカーで間違いないだろう。ダサいイメージしかなかったニューバランスのスニーカーの印象がガラリと変わり、お洒落アイテムとして完全に定番化した。ランニングシューズのイメー…

あえて野暮ったい古着のネルシャツをまとめ買いした

我ながら本当に良い買い物ができた。 野暮ったさ、ダサさが本当に絶妙すぎる。今年はなるべく古着を着るのが目標。さて、ネルシャツと言えばどこの古着屋行っても売っている定番商品。しかし、なかなか良い柄のものを探すとなるとなかなか見つからないものだ…

東京ストリート SHIMA青山トップスタイリスト馬場一馬

今回は万を持して馬場一馬さんについて。チョキチョキのおしゃれキングとしてカリスマ的人気を誇り、奈良裕也さんらとともにサロン系を引っ張ったレジェンドである。今の大学生なんかは馬場さんのこと知らないかもしれないけど、そんなの無視して馬場さんを…

Nハリウッドのドレスシューズと安いニット帽

前回はNハリウッドについて偉そうに熱く語った。ミスターハリウッドに行ってきたことが話の導入だったのだけれど、結局その買い物については一切触れなかったので今回はゆるい感じでその話題を。 突然だが、僕は革靴が苦手である。体質なのか歩き方が変なの…

東京ストリート⑩N.HOOLYWOODの魅力

ひさしぶりにミスターハリウッドに行ってきた。Nハリウッドは大好きなドメスティックブランドの一つで、個人的には過去最もお金を出してきたブランドだと思う。今回はNハリウッドの魅力を伝えていきたい。 Nハリウッドのデザイナーと言えば、尾花大輔氏。古…

東京ストリート⑨90’sファッションカルチャー

ここ最近のファッションの傾向を考えると90年代がキーワードだろう。90年代にスタートしたブランドが未だにストリートシーンを引っ張っている。一概に90年代のカルチャーを定義することは乱暴だが、今回はそれをテーマに考察してみる。 かく言う自分は1989年…

東京ストリート⑧GRINDが表現する今っぽいストリート

久しぶりにGRINDを買った。 ここ最近ポパイが提案するシティボーイが流行ってきているのは事実だが、今風のストリートスタイルを牽引してきたのは間違いなくGRINDだ。大人っぽいストリート、ストリート×トラッド、そんな今風のカルチャーの立役者だ。 今回の…

東京ストリート⑦スキニージーンズ論

2006年の秋冬くらいから猛烈なスキニージーンズブームは訪れた。スキニーという響き自体が全くの未知であった。メンズノンノやらなんやらがこぞってスキニー特集を組んでいたのを覚えている。 当時高校3年だった自分にとってはこの時の出来事が強烈に記憶さ…

東京ストリート⑥古着の今

洋服好きで古着に全く触れてこなかった人は非常に稀だろう。モードを除けばあらゆるジャンルの洋服の原型である。しかし今ストリートで古着ブームかと言えばそうではない。僕も大学生前半までは完全に古着系だった。お金がないから古着ばかり着ていたわけで…

仙台 Revolution

実家のある宮城県に帰省していたので、帰りに仙台のセレクトショップRevolutionに行ってきた。正式には有限会社Revolutionという会社が運営している複数のセレクトショップに行ってきた。創業33周年という実績はかなり半端じゃないものだと思う。国内のアパ…

東京ストリート⑤熊谷隆志のクリエイション

今僕が最もファッションで影響を受けている人が熊谷隆志さんだ。いかつい。いかつ過ぎる。モンスターブランドのGDCを手掛けてきたことは裏原世代では常識だろうし、スタイリスト、フォトグラファー、さらにはショップのディレクションまでやったりもしている…

東京ストリート④モードの今

エディ・スリマン特集ということで買ってみた。自分は全くモードの服を買ったことがないし好みでもないからモード論について語る資格なんかない。まあ一応人よりはモードについての文献を読んできたしモード系のブランドも知っている。ただそれだけ。川久保…

東京ストリート③コンサバOL服考察

OL

ストリートとは全く無縁なコンサバOL。今回はあえて彼女達のファッションを考察する。①ヴィトンのバッグ彼女達のヴィトン所有率はかなりのものだと思う。高校生のバーバリーのマフラーがOLになってヴィトンのバッグにスライドしたのだろうか。あのモノグラム…

東京ストリート②シュプリーム人気考察

今圧倒的にストリートで支持されているブランドはやっぱりシュプリームじゃないだろうか。設立20周年で勢いは全く衰えない。モンスターブランドと言って過言じゃないだろう。なぜシュプリームがここまでストリートで支持されるのか、考察しようと思う。 ①ボ…

東京ストリート

先日ある飲み屋で隣のカウンター席のお客さんが会話の流れから 「Bボーイってどういう感じの人なの?」 「えー最近少ないけど、強いて言うならEXILEみたいな感じじゃないですか」 サイドを刈り上げて一部がコーンローになっている鼻ピアスをした女の店員さん…

東京通信

長いこと眠っておりましたが、東京通信と改名して復活します。僕は東京なんとかってネーミング、どれもカッコいいなあと思ってました。東京事変、東京グラフィティ、東京ラブストーリー、そして今話題のブログ「東京姉妹」http://tokyosister.blog.jp僕自身…

今のファッションシーンってなんだ

今の流行りってなんだろうか。古着系はいなくなり、ゴリモードもいないし、立ち上げに並んでる店はSUPREMEとかWTAPSあたりだろうか。ストリート全盛?まではいかないだろうけど。最近のはイケてるショップは個人的にサタデーズサーフとかビオトープとか芦屋…

柄にもなくクリスチャン・ディオール(古着)のジャケットを買った。

なんかこう、いきなりスナップ写真ぽく画像載せるといかにも勘違いナルシストなわけだが、一応人にお願いして写真を撮ってもらった。イタい人であることはもう割り切ってやっているので、めげずにやっていこうと思う。念のため解説しておくと、ニットはトゥ…

ファッションにバックボーンがあると色々捗る

ファッション誌を読むと、デザイナーとかスタイリストのファッション遍歴がよく載っている。中学の時に友達の兄貴とスケボーを教えてもらってそこからファッションに興味を持ったとか、先輩がバンドやっててライブハウスに連れてってもらって、、とかとかそ…

市場から直接評価される環境じゃなきゃ成長とかあんまり意味ないと思ってしまう

成長ってなんだよ議論はかなり煮詰まってきている感が個人的にはあるんだけど、最近思ったことを書き連ねてみようと思う。 タイトルにある通り、市場から評価される環境とはスポーツ選手とかフリーランスの人、経営者とかそういう人を取り巻いている環境のこ…

洋服のルーツに想いを馳せるとワクワクする件

現代人は洋服を毎日着ている。でも日本における洋服の文化は明治以降のことで、実質洋服のおしゃれなんて戦後復興期以降だろう。 僕は服飾の専門学校とか大学を出たわけじゃないし、服飾の歴史を深く勉強したわけじゃない。だから偉そうなことは言えないんだ…

ノースフェイスのダウンジャケットを衝動買いした件

NORTH FACE WIND STOPPER DOWN JACKET|TAKASHI KUMAGAI -BLOG-|honeyee.com Web Magazine はっきり言って自分の趣味じゃない。 ノースフェイス欲は高2で絶頂を迎え、その後急降下。 アウトドア系についての興味もそれ以降パッとしない。 洋服好きならばお…

鈴木奈々が発する唯一無二の“どうでもいい”感

今年芸能界何あったかな~って思って ここ数日年末の番組観てたら鈴木奈々がやっぱり出まくり。 彼女のどうでもいい感はさすがに異常だと思っていたので ちょっと考察してみようと思う。 まず、彼氏ネタ 「工場の彼氏と婚約したんですよ~」と出る番組ほぼ全…

始動

Martin Yoheiです。こんにちは。 このたびブログを始めることにしました。 MartinはファッションブランドのMartinMargielaからとってます。 ベーシックな部分を大事にしながら常に攻め続ける姿勢、それでありながらアンチモードを貫くデザイン、ずっと私の憧…