東京通信

ファッション、カルチャー

あえて野暮ったい古着のネルシャツをまとめ買いした

f:id:MartinYohei:20140921200330j:plain


我ながら本当に良い買い物ができた。
野暮ったさ、ダサさが本当に絶妙すぎる。今年はなるべく古着を着るのが目標。

さて、ネルシャツと言えばどこの古着屋行っても売っている定番商品。しかし、なかなか良い柄のものを探すとなるとなかなか見つからないものだ。特に青のネルシャツはかなり希少。以前ブルータスで宮下貴裕氏の青ネルシャツのコレクションが載っていたけど本当に良いのを手に入れるのは至難の技。

ちなみに僕はネルシャツに関しては基本的に古着しか買わない。ブランドのネルシャツだと配色、柄が計算しつくされていて面白みがない。古着でしか見つからない独特な野暮ったさとかクタクタ感がたまらないのだ。今の時代にデザイナーがネルシャツをデザインしようとしてネルシャツを作ったらあんな配色、柄は絶対に生まれない。

そして何と言っても飽きがこない。デザインしつくされているとやっぱりどうしても飽きやすい傾向にあると思う。高円寺の古着屋で3000円で買ったネルシャツをもう5年くらい着ているけどこれが全く飽きない。そもそもラフな洋服なんだからとことん何も気負わずに着られるのも非常に魅力。

一点豪華主義って言葉あったけど、古着のネルシャツは一点チープ主義が面白そう。洗練された洋服が世に溢れているからこそ一点チープなのはインパクトがある。
ベタな着こなしも逆に新鮮だ。このネルシャツを買った時はヴィンテージのリーバイス501XXにコンバースアディクトのジャックパーセルを履いていたのだが、野暮いネルシャツと合わせたらもう最強。TENDERLOINとかCOOTIEのような無骨なアメカジとはまた違う、ラギット系でもない、脱力系王道アメカジといったところだろうか。オールバックでギラついている感じじゃつまんない。

改めて、僕は本当に古着が好きだ。でもなんか良い古着屋、好みの古着屋が減ってきている。いい古着を見つけるのは結局のところ運でしかない。まあ古着屋については思うところが沢山あるので、また別の機会でじっくり書くとしよう。