東京通信

ファッション、カルチャー

ちょうど良い接客と居心地の良い洋服屋について考える

以前、

 

東京ストリート②シュプリーム人気考察 - 東京通信

 

というエントリでシュプリームの店員の接客について言及したが、あれはポジティブな意味合いで僕は捉えた。今回は僕が普段思っている接客についてネガティブな側面も踏まえつつ、理想の接客について考えてみる。

基本的に僕は店員に声をかけられるのが嫌いだ。

「なにか今日はお探しのものとかありますか?

 

「いや、特にはないですけど。。」

(んなもんねーよ!)

 

「良かったらご試着もできますのでお声掛け下さい」

 

「あ、あーはい。ありがとうございます。」

(試着したかったらこっちから声かけるっつーの)

このパターンがほとんどだ。これを買うぞ!と意気込んで買い物行くことなんてほとんどない。なんとなく寄ってみてなんかいいものないかな~と洋服を見てるだけのパターンが大半だ。英語で言う「Just looking」はなんか感じ悪いし、結局「あ、ありがとうございます。」とありがたくもないのに言ってしまうのは日本人の性だろうか。

そして狭い店で他に客がいなかったりすると、何か買わないと気まずい雰囲気が流れる。店側のノルマがあるとしても、過度な接客が逆に売上を減らすという危険性を理解していないんだろうか。そんなことお構いなしで日本のアパレル産業の労働環境というのはそこまでブラックなノルマ主義なのだろうか。(まあ実際、大資本のお店はそこまでゴリ押しの接客はなくて、こじんまりとしたオーナー経営の古着屋なんかがそのパターンの典型である。)

いいモノがあれば勝手に売れるし、お客から話しかけられたらそのモノの良さを伝え、そのモノが売れることで店員も店もお客もウィンウィンウィンな関係になることが一番理想的だ。 


僕が最近古着屋にあまり行かなくなったのはこういう接客に嫌気が差したからである。


「これ他よりかなりウチは安く値付けしてますよ!」

「もう出てこないんですよね〜この型は」 


店員からの絡みを一旦スルーして服を手に取って少し眺めただけで、すかさずこのフレーズが飛んでくると本当にうんざりする。うちの値付け高いって自分から言う人なんていないし、この型が特段好きでもないし、古くて珍しくて希少価値があればいいってもんじゃない。

そもそも人間、ゴリ押しされると嫌気が差す。一般客を絞り、会員制や紹介制の飲食店が沢山繁盛しているのはなぜなのか。人間の心理を考えて接客してほしい。


さて、話が少し変わるが、最近カフェや日用雑貨、アパレルの併設型ショップが増えてきている。白金台のビオトープはまさにその典型だ。

TOKYO | BIOTOP -ビオトープ -

この形態は僕が待ち望んでいた理想に限りなく近い。洋服を買いに来たけど買うものがなく、店員に気まずい思いをしたり、店になんか申し訳ない気がしたりしてもカフェで休憩するついでに来たと心の中で言い訳ができる。むしろカフェが目的でついでに服を見に来たということにもできる。そういうセンスの良い店がもっと増えていくことを強く願っている。

GREEN LIFE

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