東京通信

ファッション、カルチャー

おっさんの私服とスーツと肩書きという鎧について考えた

さて先日、社内行事であるボート大会というものに行ってきた。取引先メーカーとの対抗戦で部署毎でエントリーして実際に漕ぐ。まあ結局は昼間からの飲み会と解釈して遜色ない。ザ•古き良き日本企業の伝統といった感じだ。

このイベントの特徴はみんな私服で来ているということだ。一般職OL達は普段制服に着替え、男の兵隊達は当然ながら全員スーツを着て仕事をしている。そういう意味で男達にとっては年に一度限りの私服を晒す何とも素敵なイベントなのだ。

ここで感じたことはおっさんの私服が強烈におっさんだったということ。
ふと考えたのだが、自分はゴルフもしないし、地方都市のイオンみたいな所にも行かないから休日のおっさんの私服を見る機会が極端に少ない。普段おっさんの私服を見慣れていないという前提はあるにしても、やっぱりセンセーショナルな感覚だった。以下、そこから考えたことを述べる。

スーツという鎧
スーツを着ると男は○倍増しになる!みたいな女性からの意見がある。僕は童顔だし背が167センチしかないしスーツが似合う男ではない。スーツは全てオーダーメイドだしシャツとネクタイ、スーツのバランスを毎度考えてコーディネートしているけれど、身長180センチ前後のスラっとしたイケメンが着る青山、コナカ、AOKIで買った吊るしのスーツには全く勝ち目がない。
まあそれはさておき、おっさんがスーツを着ることでどれだけマシに見えていることか、それについて本当に考えさせられた。スーツを着ると男は○倍増しに見える(マシではなく増しがポイント)という噂は本当だった。僕もおっさんになったらきっとスーツに助けてもらうんだろう。

役職という付加価値
ある程度の規模の企業では課長からが管理職であり、一目置かれる存在になる。なんでコイツが課長なの?というパターンもよくある話だが、曲がりなりにも課長にはなれたという評価が普通なんじゃないだろうか。
今回のイベントでは期待を裏切らず、役職持ちのおっさんの私服はおっさん感全開だった。ただそこから踏み込んで考えたのが、管理職が私服勤務だったら管理職は悲壮感漂うおっさんでしかなく、部下がついてこないんじゃないの?ということ。
デブハゲという典型的なおっさんに限らず、フサフサ痩せのおっさんでもやっぱりスーツの方が断然マシに見える。私服の方がよく見えるなんてことはほぼ間違いなくありえない。

欧米文化を真似て高温多湿な日本でスーツスタイルなんてバカだろ?という意見に僕は概ね同意だったんだけれど、やっぱりおっさんが私服で仕事したら部下に絶対ナメられる。スーツって本当にすごい。改めてスーツの偉大さとおっさんのおっさん感を再認識する良い機会だった。


大人のための私服の教科書

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